ミラクルブサイク変身物語 ~沖縄ヒッチハイクシリーズ~
『沖縄ヒッチハイク7』
とある大阪のファミリーマートから再びヒッチハイクを開始しようと思ったら、車がぜんぜん走ってなかった。
時間はすでに夜中の2時・・・。
しかし、こんなところで長居するわけにはいかないから、時々走ってくる車に営業スマイルとヒッチハイクポーズでアピールした。
そして15分後・・・
一台のボロ~い軽自動車がファミリーマートに入ってきて、車を停めた
そしてコンビニの中に入っていった。どんな人だったか見てないけど、こんなボロい車を乗るくらいだから、やさしい人に違いないと思って待ち伏せした。
ボロい軽のお兄さんが車に乗って走り去ろうとした瞬間に、私はスタスタスターと車の前に飛び出した
私「すいません!!車に乗せてください!沖縄まで行きたいんです!!」
お兄 「ええええええええぇ!!!沖縄!!ここ大阪やけど」
お兄さんはものすごいオーバーなリアクションをとってくれた若い人が分からないかもしれないが、ケントデリカットが日本人になって天然パーマ頭で目をクリクリにして驚いてくれた
でもお兄さんは快く乗せてくれた。
でも、「女の子がこんなことして危ないだろ!」と説教していたが、私の中では、いえいえ私はゲタを履いた女山下清です。女ではありませんと完全に否定した外見と中身だったから、まったく聞く耳もたずだった
お兄さんはとっても優しい人で「俺・・・何やってんだ・・・」とブツブツ文句を言いながらも、大阪から神戸まで遠出してくれた。あまりにもお兄さんがやさしいから、いつの間にか眠っていた。
ふと目が覚めると、お兄さんはますまず機嫌が悪くなっていた(笑)
神 戸にたどり着くまでにジェットコースターのようなクルクルした新世界風の道路を走った。
私はまるで未来にタイムスリップしたかのような気分だった。
「うわぁ~こんな道路があるんですね~」とウキウキワクワクでお兄さんに話かけると、その隣ではお兄さんはまたブツブツ
「こんなとこまで来ちまったよぉ・・・」と、ものす ご~く後悔していた(笑)
最後までブツブツ文句をたらしながら、お兄さんは私を神戸で降ろしてくれた。
ついに私は石川県から神戸までただ乗りヒッチで来てしまったしかもまだスタートしてから一日もたってない
つづく・・・
つづきはこちら→『沖縄ヒッチハイク8』
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